「祖父が若いころはたいへんな時代で苦労した。今は生活は良くなったが、祖父はもう若くない。祖父が今の若者を羨ましく思っていると感じたため、祖父に若い時代に戻ってもらい、若いころに何もできなかったという心残りを持たずにすむようにしてあげたいと思った。でも、春節期間中は、親戚回りやいろんな付き合いで忙しかったため、元宵節(旧正月15日)に休暇を取ることにした。元宵節の日は月曜日で、仕事の日なので、この休暇届を出した。どんなことをしてでも、祖父に若い時代を感じてもらいたい」。
休暇届を出してからも、不安だったという顧さんだが、上司から「行動を起こせば、例え80歳でもおそくない。許可する」との返答をもらい、歓喜した。
顧さんは、祖父に若者が着る服を着てもらい写真を撮ったり、若者のライフスタイルを体験してもらったりする計画を立てている。「もちろん、高齢者でも受け入れられるライフスタイルを選ぶ。また、祖父がしたいことがあれば、僕にできることであれば、実現してあげたい。絶対に先延ばしにはしない」。
「人民網日本語版」2016年2月18日