外交部(外務省)の洪磊報道官は17日の定例記者会見で、米ASEAN非公式首脳会議に関する質問に答えた。
ASEAN共同体構築を中国側はどう支持するかとの質問に、洪報道官は「今年はASEAN共同体元年であり、中国側はASEAN統合プロセスの得た成果を喜ばしく思っている。われわれは、発展が依然としてASEAN各国の最重要課題であり、ASEAN内部には依然として発展の不均衡の問題が存在することにも留意している」と述べた。
また「ASEANの重要な協力パートナーとして、中国はASEAN共同体の構築を終始断固として支持し、ASEANとの包括的協力を引き続き深化すると同時に、ASEANの発展格差縮小の支援に尽力し、地域の共同発展を促進する。2014年の第17回中国・ASEAN首脳会議で、李克強総理は瀾滄江―メコン川協力体制の構築を提唱し、各国から前向きな反応を得た。昨年11月、中国とカンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムのメコン川流域5カ国は雲南省景洪で初の外相会議を開き、瀾滄江―メコン川協力プロセスを正式に始動した。各国の合意に基づき、今年3月下旬には海南省三亜で瀾滄江―メコン川協力初の首脳会議を開き、6カ国首脳が協力の大計を話し合い、協力のビジョンを描く。首脳会議の準備を整えるため、中国と5カ国は来週水曜日に外務高官会議を行う。われわれは瀾滄江―メコン川協力が中国―ASEAN協力の有益な補完となり、ASEAN共同体の構築を支持し、地域統合プロセスを促進するうえで強大な助力になると信じている」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年2月18日