各国で好まれる食べ物　中国はチンゲンサイ、日本は大豆 (2)

◆ブラジル パパイヤ

ブラジルは熱帯果物・パパイヤの世界生産量の半数を占めている。高氏は、「パパイヤは甘く、栄養が豊富で、『百益の果物』と呼ばれている。プロテアーゼを含み、食べ物の消化吸収を促す。またカロリー量が少ないことから、ダイエット食品でもある」と話した。

◆韓国 しいたけ

韓国のビビンバに欠かせない食材はしいたけだ。米フロリダ大学の研究によると、4週間連続で毎日しいたけを食べた被験者の免疫力が最も高かった。高氏は、「しいたけを干すとビタミンDが生まれる。骨の強化を促し、免疫力を高める」と説明した。

◆日本 大豆

日本人は豆製品を好み、大豆を原材料とした料理が食卓に多く並ぶ。国際的な研究によると、日本人女性の乳がん発症率は米国人女性の6分の1、死亡率は3分の1となっている。大豆を巧みに利用した食事が、無視できない効果を発揮している。「中国住民食事指南」は、毎日30−50グラムの大豆、もしくはそれに相当する量の豆製品を摂取するよう提案している。40グラムの大豆は200グラムの豆腐、100グラムの豆腐干、30グラムの湯葉、700グラムの中国風のおぼろ豆腐、800グラムの豆乳に相当する。

◆イタリア トマト

トマトはイタリア人に最も好まれている。スパゲティやピザなどは、トマトやケチャップが不可欠だ。常氏は、「トマトは長寿の野菜として認められている。これはリコピンを豊富に含むからだ。リコピンは『植物の黄金』と呼ばれる自然界で最も強い抗酸化剤の一つであり、細胞の再生を促し、肌の若さを維持する」と語った。（編集YF）

「人民網日本語版」2016年1月27日