▽ポイント3:テレビの競争「一番クリアなのは?」
今年は海信(ハイセンス)が8K液晶テレビ、2代目のレーザーテレビ、曲面薄型のULEDテレビを展示する。海信はシャープの米国テレビ事業を買収したため、北米地区に出回るシャープブランドの先端製品には海信のULED技術が応用されることになる。
TCLはQUHD量子テレビの新製品をお披露目する。TCLの量子テレビのフラッグシップ製品第1段となる「QUHDX1」は、ディスプレーに量子材料や量子画像処理エンジンを採用するほか、多次元総合画質改善技術も搭載する。
4Kテレビを世界で初めてうち出したソニーは、今回は8Kテレビだけでなく、4K画質の超解像技術とハイダイナミックレンジ(HDR)技術を融合させた4KHDRを展示する予定だ。
どのメーカーもそれぞれの方法で「うちのテレビが一番クリア」と消費者にアピールする。
▽ポイント4:スマートライフがシステムに
このほど行われた新製品予約展示会では、スマート設備が大量に登場し、これらの製品が一つの技術システムを形作り始めている。
スマート家電分野では、サムスンとLGの2大韓国系ブランドが引き続き戦いを繰り広げ、今年はスマートコントロールシステムを家電製品から自動車へと拡大する計画だ。
スマートホームが、すべてがつながる「インターネット・オブ・エブリシング」(IoE)の概念の広がりを後押しする。パナソニックは今回のCESでスマートシティ構想「シティナウ」を発表し、ますます多くのスマートホーム設備とスマート家電のコントロール操作を可能にする。昨年はウェアラブル設備がファッション性と健康のコンセプトで注目を集めたが、今年の展示の様子をみると、ウェアラブル設備の開発では機能性がより注目されるようになっており、今後は歩数計やカロリー計算以外にも機能が広がっていく見込みだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年1月7日