広西チワン族自治区防城港原子力発電所1号機が4日、100%フル稼働に成功した。中国西部初の原発となる同原発は、実用化に向けたラストスパートの段階に入っている。西部は間もなく原発の送電を受けることになる。人民日報が伝えた。
同原発は中国西部で初となる原発だ。1期プロジェクトの稼働開始後、全社会の関連業界に約778億元(1元は約19円)の経済効果をもたらすことが見込まれている。プロジェクト竣工後、北部湾経済区に毎年150億kWhの安全・クリーン・エコロジーな電力を提供できる。同等規模の石炭燃焼発電所と比べ、標準石炭の使用量を毎年482万トン、二酸化炭素の排出量を約1186万トン、二酸化硫黄と窒素酸化物の排出量を約19万トン削減できる。その環境保護効果は、3万2500ヘクタールの森林の植林に相当する。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月7日