中国・アフリカ協力フォーラム　民生問題にフォーカス

　中国外交部（外務省）の華春瑩報道官は3日の定例記者会見で、南アフリカ・ヨハネスブルグで開催される「中国・アフリカ協力フォーラム」について、記者からの質問に答えた。

　−−4日に開催される中国・アフリカ協力フォーラム・ヨハネスブルグサミットで、中国はどのような成果を期待しているか？

　今回のサミットは、先人の事業を受けつぎ、さらに発展させ、双方の協力を深め、国民生活にフォーカスするサミットとなる。中国とアフリカの指導者は、全局面および戦略的な高みから新たな情勢下の中国アフリカ関係の未来を計画し、アフリカで最も必要とされる工業化と農業近代化の加速という2つの任務に注目し、インフラの立ち遅れと人材不足という2つのボトルネックの解消に努め、アフリカ諸国の▽工業化▽食糧安全▽公共衛生予防・コントロール−−の3大体系の構築を重点的に援助し、双方の実務協力が一般貿易から生産能力協力へのアップグレード、プロジェクト請け負いから投資経営へのアップグレード、援助主導から自主発展へのアップグレードを推進し、双方の共同発展・繁栄を実現する。今サミットでは、民生問題がより注目され、貧困問題への取り組みと、後発発展途上国および女性・児童など、最も援助を必要としている人々への援助強化が重視される。また、フォーラムの「共に議論し、共に建設し、共に分かち合う」という特徴が十分に体現され、中国・アフリカ協力の持続的発展に多くの活力と原動力が提供される。今回のサミットで豊富な成果が得られることを信じ、期待している。（編集SN）

　「人民網日本語版」2015年12月4日