2015年が間もなく過ぎ去ろうとしているが、夜空は今年も「華麗な幕引き」を見せてくれそうだ。ふたご座流星群が12月に夜空を彩るほか、今年最後の水星観測のチャンスも訪れようとしている。科技日報が伝えた。
北京天文館の李昕氏は、「今年のふたご座流星群は、12月15日午前2時頃に観測される可能性が高く、流れ星は1時間当たり100個以上出現する。14日は旧暦の4日で、三日月がすぐに姿を消す。また中国の大半の地域は極大時刻に放射点が天頂付近に達することから、観測条件はほぼ完璧だ。気象条件による影響を鑑みると、13日夜から14日未明が、観測に適した時間帯となる」と述べた。
水星は12月29日に、太陽から最も東に遠く離れる東方最大離角となる。日没後の西の低空に水星を確認できる。李氏は、「12月29日は水星と太陽の離角が20度に達し、日没時の水星と地平線の離角が13度に達するため、観測条件はまずまずだ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月3日