低迷する経済を前に、日本政府が再び新たな手を打っている。ロイター通信の報道によると、日本政府は現在、最低賃金基準の引き上げなどの新たな措置を通じて、日本経済の振興をはかろうとしている。国際商報が伝えた。
11月16日に発表された日本の第3四半期(7-9月)の国内総生産(GDP)データによると、物価の変動を除いた第3四半期の実質国内総生産は第2四半期から0.2%下落し、年率換算で0.8%の下落となった。日本経済は第2四半期(4-6月)にも昨年同期から0.7%縮小していた。連続2四半期のマイナス成長は、日本経済がすでに後退局面に入ったことを意味する。日本が景気後退の局面に入るのは2008年以来5回目となる。
日本経済の衰退の原因は様々だが、国内消費の不足はその一つである。2014年4月1日、日本は消費税を5%から8%に引き上げた。この措置は、国内の消費意欲の減退に直接つながった。2014年の第2・第3四半期にも、日本経済は連続2四半期のマイナス成長となっていた。
日本のGDPの60%は消費であり、消費の不足は直接、経済の萎縮をもたらすことになる。今年第3四半期の経済データでは、国内消費の前期比の伸びはわずか0.5%にとどまった。この数字の比較対象となった第2四半期の国内消費はすでに前期比で0.7%下落していた。データによると、内需の不振は、日本経済の第3四半期の成長率を0.3ポイント引き下げた。