習近平国家主席は今月24~26日に北京で行われた中央軍事委員会改革活動会議で重要談話を発表し、改革による軍事力強化戦略を全面的に実施し、中国の特色ある軍事力強化の道を揺るがず歩む方針を強調した。海外世論は中国の国防・軍改革深化の重大な措置に強く注目。中国の国防・軍改革措置の有効な実行は軍の戦力と効率を高めるとの認識を一致して示すとともに、中国が世界の平和・安定維持に一層貢献することを期待している。人民日報が伝えた。
習主席は「国防・軍改革の深化は、新情勢下の政治建軍貫徹の要求に着眼し、軍事委員会統制、戦区主戦、軍種主建の構造を形成する必要がある」と強調した。
インドの戦略アナリストは「この軍改革計画によって中国軍は近代化をより急速に実現する。また、各兵種の戦闘能力を一体化し、国防のニーズにより柔軟かつ主導的に適応し、新時期の安全保障上の試練に対処できるようになる。中国の国防・軍改革はインドにとっても啓発的役割を持つ」と指摘した。
習主席は「国防・軍改革の深化は、法に基づく軍統制、厳格な軍統制の踏み込んだ推進に着眼し、厳密な権力制約・監督システムを構築する必要がある」と指摘した。海外世論は、厳格な軍統制は中国軍の戦力向上に大いに資すると考えている。
チリ戦争大学の学長は「法に基づく軍統制、厳格な軍統制の踏み込んだ推進は、軍における腐敗行為をさらに排除し、取り締るうえでプラスであり、将来的により強大な戦力をもつ軍を建設することになる」と指摘。改革後の中国軍が世界の平和維持と共同発展促進に一層貢献することへの期待も表明した。