28回目の「世界エイズデー」にあたる12月1日、百度検索は、「エイズビッグデータ報告」を発表した。これは、598万回のキーワード検索にもとづき、エイズの最新の注目点や発展情勢のアウトラインをネットユーザーに明確に示した図録である。
百度検索「エイズビッグデータ報告」では、性別・年齢・学歴・職業・地域の5つの面から、エイズに関心を寄せる人々の特徴が分析・取りまとめられた。これによると、PC端末とモバイル端末を用いてエイズについて検索した人のうち、男性は70%以上を占めた。男女別でみると、エイズに対して関心を持っている人は、明らかに女性より男性の方が多い。女性でエイズに関心を持っている人の割合は2割にとどまった。検索ツール別にみると、女性がモバイル端末でエイズについて検索する割合は26.9%と、PC端末による検索(20.1%)をやや上回った。これは、これは女性が携帯端末でエイズに関する情報を調べる傾向が高く、情報プライバシーを重視していることを示している。
年齢別の特徴については、報告によると、エイズに関心を寄せる人は、「20歳から29歳」の年齢層に集中しており、全体の65.64%を占めた。「19歳以下」も22.61%に達した。これは、青少年が他の年齢層より、エイズに関する知識に関心を持っていることの表れであり、青少年に対するエイズ知識普及啓発活動の差し迫った必要性を示している。青少年のエイズに対する関心の高さに比べ、「30歳から59歳」のエイズに対する関心度は明らかに低く、わずか11.75%にとどまった。この年代は、社会の中心層、各級指導者、学生の親などにあたる世代であることから、学生を持つ親などに対する関連知識の普及は、エイズ予防・治療に対しても、プラスの影響を生むと予想される。