整形外科手術は高い正確性を求められ、かつ極めて複雑であることから敬遠されている。人工知能の発展に伴い、ロボットが執刀医に「変身」している。これはまさに「医学会のダ・ヴィンチ」だ。医師はX線写真を、ロボットの作業ステーションに送る。コンピュータの操作画面をクリックするだけで、ボルトを植え込む位置、方向、長さといった手術の計画が完了する。指示を受けたロボットアームは自動的に、ボルトを植え込む場所を正確に特定し、植え込みを終える。こうして整形外科手術がより正確・安全になる。北京日報が伝えた。
2015年世界ロボット大会(World Robot Conference 2015)で展示された、このような安定的かつ柔軟性の高いロボットは、医療や機械などさまざまな分野で広く活用されている。これらのロボットは生産の機械化・自動化水準を大幅に高め、生産をより規範的・効果的・安全にしている。
国家会議センターで23日午後、北京の10のロボット開発機関と革新の実体が亦荘ロボット産業パークと、パーク入居に向けた協定に調印した。同パークの張培武董事長は、「ここは将来的に世界ロボット大会の恒久開催地になる。次の大会は亦荘で開かれる」と話した。
張氏は、「北京はロボット発展で最も優位を占めており、またその最大の需要を持つ。北京市と亦荘開発区は、人材導入、成果の転化、特許保護、賃料補助といった全面的な優遇策を提供している。同パークは5億元規模のロボット産業発展基金を設立し、入居企業の難題解消を促進する」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月25日