中国衛星応用産業協会と中国国際貿易促進委員会電子情報業界サブ委員会が主催した中国国際衛星応用展覧会において、国家国防科技工業局チーフエンジニアの田玉竜氏は、「現在、軌道上で安定的に飛行中の中国の衛星は140基を超え、米国に次ぐ世界2位となっている」というデータを発表した。中国青年報が伝えた。
田氏は、「衛星の応用は、経済・社会の発展、資源環境保護、防災・減災、新興産業の育成などの面で欠かすことのできない手段になっている。多くの民間用地球観測衛星が軌道上を安定的に飛行している。地球観測データの伝送量は累計で1000万件以上に達しており、衛星テレビによる生中継の利用者数は3000万世帯を上回っている。北斗地域測位システムの模範的応用も、各業界・分野および10余りの省・直轄市に広がっている」と説明した。
中国衛星ナビゲーションシステム管理弁公室の冉承其室長は同展覧会で、「衛星測位システム・北斗は、地域内のサービス提供から世界的なネットワーク構築の段階に入っている。北斗は米国のGPS、ロシアのグロナスに続き、3番目に国際組織に認められた衛星測位システムだ。2018年には『1ベルト、1ロード』(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線諸国に対する初歩的なグローバルサービス能力を形成し、2020年にはグローバルサービス能力を形成する見通しだ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年11月17日