中国初の少額取扱いATMが蘇州にお目見え

ATM（現金自動預け払い機機）で、5元、10元、20元、50元紙幣の引き出しが可能となった。江蘇銀行蘇州支店はこのほど、蘇州市解放路のATMブースに、これら4種類の少額紙幣を取り扱う国内初のATMを設置した。中国新聞網が報じた。

江蘇銀行蘇州支店の担当者は、次の通り説明した。

日常生活で、50元や20元などの少額紙幣が必要となるケースが度々ある。これまでは、そのような場合はわざわざ銀行のカウンターに出向いて両替をしてもらうしか方法がなかった。ATMでこれらの紙幣の引き出しが可能になれば、長い列に並ぶこともなくなり、時間が大幅に節約できる。5カ月余りにわたる複数の部署の共同作業が実を結び、弊行は9月末から10月初めにかけて、ハードウェアとソフトウェアの改造とテスト作業にこぎつけ、少額紙幣4種類の引き出しが可能なATMを解放路ATMブースに設置する運びとなった。

このATMは、見たところ一般のATMと全く変わりがない。だが、現金引き出しの画面で選べる紙幣の種類が増え、50元、20元、10元、5元4種類から選択可能となった。同行関係者は、「今のところ、新しいATMは問題なく作動しており、設置後は、50元紙幣と20元紙幣の引き出しが多く見られる」と話している。（編集KM）

「人民網日本語版」2015年10月27日