◆会話やサービスで活躍
アップルのSiri、マイクロソフトの「小氷(XiaoIce)」などは、バーチャルアシスタントの先駆けだ。検索エンジン、音声認証などの技術により、音声と文字によるインタラクションを実現した。使用者の話を理解し、それに即座に反応し交流する。使用者と会話をし、気心の知れた友人になる。
アリババのモバイル決済プラットフォーム「支付宝」(アリペイ)のヘルプ画面には、「小俊」、「糖糖」、「安娜」と呼ばれる3体のスマートアシスタントが待機している。彼らは24時間オンラインサービスを提供し、「支付宝」利用者の変わった質問に回答している。アリババのファンド投資サービス「余額宝」の収益の計算方法の他に、どのように利益を上げるかについてもよどみなくアドバイスしてくれる。
技術と環境の成熟化に伴い、これらのバーチャルアシスタントはよりシンプルな使用方法で、ユーザーにさまざまな日常生活サービスを提供するようになった。クリーニング店に服を運び、美容サロンや外食の予約を入れ、映画チケットを購入する。サービス内容が生活に即し、多元化していく。
多くの業界関係者は、バーチャルスマートロボットは今後、外食・外出・観光・医療などの各種サービスを広く展開し、衣食住や娯楽など人々の暮らしに密接に関わる場面を網羅するべきだとしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年10月23日