アリババ(阿里巴巴)グループは24日、本社のある浙江省杭州市に北京市を加えた「杭州+北京」のダブルセンター戦略を始動した。同社は今後、北京を最大の拠点とし、中国北部での戦略実施・業務発展を力強く推進していく。アリババ傘下のオンラインモール・天猫(Tmall)は9月25日より、北京で大規模な割引セールを展開、一連のキャンペーンが来年まで実施される。人民日報が伝えた。
アリババは、世界各地の良質な資源を北京に集中させ、上限を設けずに中国北部市場への投資を行うと表明した。これには、天猫の電子商取引(EC)サービス、菜鳥物流サービス、蘇寧・銀泰などパートナー企業のオンライン・オフライン統合、人的・資金的・物的資源などが含まれる。ダブルセンター戦略とは、すなわち、アリババがグローバルブランドと提携し、北京の消費者にサービスを提供することを意味する。アリババは北部市場に特化した、統合されたサプライチェーンを構築し、中国北部の消費者に高品質の商品を最安値で販売する。現在、アリババグループの重要業務の3分の1は北京に置かれ、全職員3万人あまりのうち、約1万人が北京で働いている。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年9月25日