「帰ってきた孫悟空」は古書の中の怪獣「混沌」を悪役に変身
キョンシー(ゾンビ)でもなく魔王でもない。中国産アニメ「帰ってきた孫悟空」の劇中で、孫悟空がやっつける妖怪は「西遊記」に記されたどの妖怪とも違い、火を吐く巨大な虫だ。この虫は一体何ものなのだ?
「帰ってきた孫悟空」の田暁鵬監督は取材に対し「それは『山海経』の中に描かれている怪獣の『混沌』だ」と話した。「『混沌』は足が長い虫ですか?」との問いに田監督は「これは完全に本の中の描写に基づいて作成したものです。『混沌』は遙か昔の中国の『4大怪獣』の一つで、これを選んだのは欧米化した魔物とは区別するためです。『山海経』に描かれた妖怪は視覚的はなインパクトを狙うことができる」と語った。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年7月29日