浙江大学の周昆教授が率いる研究チームはこのほどコンピュータを使った「水圧転写」技術を開発し、3D物体の正確な着色という難題を解消した。同チームはコンピュータグラフィックスとコンピュータビジョン技術を用い、専門的に開発したソフトによって3D設計図を二次元の「展開図」にダウングレードした。さらに水圧転写の過程において、水圧転写用フィルムの形状変化の物理模型を構築することで、3D設計図とフィルム上のすべてのポイントの映射関係を実現した。チームはその後、一般的なインクジェットプリンターによって二次元展開図を水圧転写フィルムに印刷し、このフィルムを水の上に浮かべ、水の中で3D模型を包ませることで着色した。この着色技術は、コストが高く、印刷のペースが遅く、精度が低いといった3Dカラープリンターの欠点を補った。周教授は、「分かりやすく言えば、これはフィルムを正確かつ自動的に貼り付けるようなものだ」と述べた。新華網が伝えた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年6月23日