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世界をリードする日本の製造業の核心的価値とは? (2)

人民網日本語版 2015年06月23日13:22

■垂直統合によるハイレベル・ハイクオリティな「物作り」

「メイド・イン・チャイナ」の台頭に伴い、中国は日本の製造構造にとって直接的な脅威となっている。日本の企業は海外生産拠点を徐々に国内回帰させる動きが加速している。特に日本の製造業の核心である先端製造はその傾向が顕著だ。しかし実のところ、日本の先端製造業は「メイド・イン・チャイナ」の脅威をまだ受けてはいない。日本の多くの企業が付加価値の高い製品の生産拠点を中国に置いていないこともあり、日本企業が重点的に発展させている先端製品の分野では、中国は依然として競争力に欠けている。

付加価値の高い製品の製造産業において、日本の企業は依然として「垂直統合型」のビジネスモデルを堅持している。一方では、自社開発の中核部品を自社の最終製品に配備して販売推進することを堅持し、もう一方では、国内で製品を完成させ、海外に生産拠点を大規模に移さないことを堅持している。

中でもセイコーエプソンは日本の企業の中でも、一貫して垂直統合型のビジネスモデルを採用してきた企業であり、あらゆる技術部品を自社で製造している。これにより、全製品の品質を全面的かつ正確にコントロールすることができる。

■伝承から革新へ

日本では、多くの企業が創業100年の歴史を持ち、技術の伝承と継承を重視し、各世代の研究開発者の努力で技術の蓄積や改良、革新を実現させてきた。ナノテクノロジーを応用したマイナスイオンドライヤーや電解研磨・光沢仕上げ鏡面加工の保温ステンレスマグ、超音波電動歯ブラシなどのあらゆる先進的な技術は、何世代にもわたる技術・研究開発者が技術革新や技術改良を蓄積してきたことによって作り上げたものである。(編集MZ)

「人民網日本語版」2015年6月23日 


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