22日、二十四節気の10番目である夏至を迎えた。専門家によると、夏の最も暑い時期となる「三伏」の期間が今年は昨年より10日多い40日になる。 新華社が報じた。
夏至は、北半球で一年のうちで最も昼の時間が長くなる日。「三伏」の長さも夏至で決まる。中国天文学会の会員である、天津市天文学会の史志成理事によると、夏至以降の3回目の庚(かのえ)の日が「初伏」、4回目が「中伏」、立秋以後の1回目の庚の日が「末伏」、合わせて「三伏」と呼ばれている。
「また、庚の日が一定でないため、三伏が始まる日も毎年違う。そして、初伏と末伏は、10日間で、中伏の日数は毎年違う。夏至と立秋の間に、4回の庚の日がある時は中伏が10日、5回の時は20日となる。そのため、中伏から末伏までが10日間の年もあれば20日の時もある」という。
具体的には、今年は7月13日が「初伏」、7月23日が「中伏」、8月12日が「末伏」。「三伏」が終わるのが8月22日で、計40日となる。
ただ、史理事は、、「三伏の期間中と夏全体がどれほど暑くなるかは、複数の気象条件で決まるため、三伏が40日の年が、30日の年より必ずしも暑くなるというわけでなない」としながらも、「気温が高く、気圧が低く、湿度が高く、風がないというのが三伏の特徴。三伏は、暑さ対策が必要」と注意を呼び掛けた。
栄養専門家は、「夏至の頃は、セロリやヘチマ、ニガウリなど、にがい食べ物を食べると、暑さ対策になるだけでなく、食欲増進にもつながる。また、昼が長く、夜が短く、厳しい暑さとなるこの時期は、毎日昼寝を少しして、体力回復を図ると良い」とアドバイスしている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2015年6月24日