交通運輸部は26日、中国の南沙群島華陽礁で南沙灯台の着工式を行った。南沙海域の民間航行のため、交通運輸部は華陽礁、赤瓜礁に多機能灯台を建設し、同海域を経由する各国船舶の航行の安全性を向上させる。2基の灯台は高さ50メートルで、4.5メートルの照明装置が付けられ、照明は22海里をカバーする。設計には中国風の要素が取り入れられている。
南中国海は重要な国際海上輸送通路であり、世界の5割の商用船舶がここを経由する。また、重要な漁業作業場でもあり、漁船が密集し事故も多発している。重要な港・航路の特定位置に設置される灯台は、船舶の航行を導いたり、危険地域の注意を喚起したりする安全な航行を守る上で重要な設備である。
「チャイナネット」 2015年5月28日