中国北車長春軌道客車株式有限公司が2016年リオ五輪向けに製造した「五輪地下鉄」の最後の車両が5月25日にラインオフし、15本の地下鉄列車が全てブラジルに交付された。これらの列車はリオデジャネイロの地下鉄4号線で使用され、建設中の選手村まで直通する。中国の軌道交通設備が海外の五輪に貢献するのはこれが初となる。人民網が伝えた。
同列車は6両編成で、設計上の最高速度は時速100キロ、定員は最大で約2240人。ステンレス製の車体を採用し、現地の高湿度環境による影響を和らげることができる。また、現地の高温に対応するため、「超強力」なエアコンを搭載。屋外が50度の炎天下であっても、車両内は20−23度の涼しい気温を維持できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年5月26日