現在、イタリア・ミラノで食をテーマにしたミラノ万博(5月1日~10月31日)が開催されている。このミラノ万博で、5月30日から6月3日まで北京イベント週間が開催される。会期中、北京ダック、京劇、雑技、泥人形、切り紙、胡同(フートン)、盧溝橋の石獅子など北京情緒にあふれた要素が中国館に登場する。北京晩報が伝えた。
そのうち、北京市の無形文化遺産リストに登録された北京ダックの食文化展が、中国館展示ブース内の「民以食為天(民は食を以て天と為す)」展示区で展示される。同展示区は北京ダック、豆腐、茶文化の3つのコーナーからなる。中国館の展示ブースでは、「農業文明」「民以食為天」「麺は未来の知恵」の3つのテーマにまつわる展示が行われる。
北京ダックの展示は、4つの構成からなる:
泥人形を使用して、北京ダックの製造過程を紹介する
泥人形の展示と呼応して、中国の伝統的な切り紙や中国画による展示で、北京ダックの老舗「全聚徳」の北京ダックの調理方法を紹介する
映像や図・説明文を用いて、全聚徳の北京ダックの食文化をわかりやすく紹介する
全聚徳の特色ある北京ダック用の炉を展示するほか、炉の中にホログラフィーによる立体映像を再生させ、北京ダックを焼き上げる過程を感覚的に表現し、来場者に臨場感あふれる体験を提供する。
(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年5月26日