中国語で「5·20」の発音が「愛してる」の発音と似ているため、5月20日になると、中国では婚姻届を出す人が急増する。同日午後5時の時点で、北京市では5158組が婚姻届を提出し、バレンタインデーの約3400組を大きく超えた。京華時報が報じた。
同日午前5時、北京市海淀区の婚姻登録所には既に、婚姻届を提出するカップルが列を作っていた。同登録所の営業開始時間は通常午前9時であるものの、同日だけは7時に調整された。
ある女性は、「並ぶために彼氏と早朝5時前に起きた。5月20日は元々縁起のいい日だし、私達の誕生日も数字を合わせるとちょうど5月20日。だから、この日を選んで婚姻届を出しに来た」と語った。
同登録所によると、同日午前だけで、600組が婚姻届を提出した。通常は200-300組。海淀区の関連の担当者は、「結婚届けを出した全てのカップルが当日に『結婚証』を受け取ることができる。間に合わないということはない」としている。
市民政局結婚登録処によると、同日午後5時の時点で、北京市では計5158組が婚姻届を提出した。
一方で、同日に離婚届を出した夫婦も226組いた。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年5月21日