北京晨報によると、中国河北省博物院で17日、日本でこのほど見つかった唐代の仏像の頭部が公開された。
仏像は白い玉でできており、高さ68センチの座像。頭と左腕が欠落した状態で、同博物院が所蔵していた。一方、河北師範大学美術学院の教授が去年、日本の収集家が出したカタログを見ていたところ、行方が分からなくなっていた同博物院の仏像のものとみられる頭部を発見。同年10月末、香港の品評会に出品された際に購入したという。
改めて博物院の仏像と合わせたところ、首の部分の合わせ目もピッタリ合った。専門家の鑑定でも「頭部と胴体はもともと同一のもの」と判断された。
レコードチャイナ 2015年5月21日