陝西省西安市に拠点を置く航空会社・幸福航空の小型旅客機が着陸に失敗し、滑走路を外れて停止した事故について、中国民用航空局は11日、「事故原因が機体の不具合にある事実を裏付ける証拠は得られず、現時点では、人的ミスによる可能性が考えられる」との見方を表明した。人民日報が伝えた。
今月10日、浙江省の義烏空港を出発し福建省の福州長楽国際空港に向かった幸福航空JR1529便(新舟60型機)が、福州長楽国際空港に着陸する際に、機体が滑走路から外れて停止した。民用航空華東地区管理局は、事故発生後ただちに調査を開始した。調査チームは、夜を徹し、事故機のレコーダーに記録された情報の収集・分析を進めた。これまでの調査によると、事故原因が機体の不具合にある事実を裏付ける証拠は得られず、人的ミスによるものと判断が下された。同管理局は、事故の詳細原因について、さらに掘り下げた調査を進めている。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年5月12日