今年の上海国際モーターショーのテーマは「イノベーション・バージョンアップ」。肌の露出の激しいコンパニオンの起用が禁止されたが、現場は依然として活況を呈した。注目のテクノロジーが続々と登場し、来場者の足を止めた。未来の車は、どのような形をしているのだろうか?最先端のテクノロジーは、車でどのように示されるのだろうか?
BMW傘下のブランド「MINI(ミニ)」は、ドライバー向けAR(拡張現実)メガネを展示した。このARメガネは仮想現実と現実世界を融合させ、カーナビ表示、ショートメッセージ受信、駐車場情報の検索ができるほか、車外の状況を映し出しバックをしやすくすることも可能だ。しかしこれは重要な点ではない。最もクールな技術は、その「X-ray」機能だ。この機能により車の中にいても、車外の障害物、歩行者、周囲の車両を見ることができる。まるで「エージェント・オブ・シールド」のスパイのようだ。