2015年6月3日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>政治

「1ベルト、1ロード」によって2.0時代に入るアジア・アフリカ協力

人民網日本語版 2015年04月22日15:45

 パキスタン公式訪問を終えた中国の習近平国家主席は21日、アジア・アフリカ首脳会議とバンドン会議60周年記念行事に出席するためインドネシアへ向かった。今回の外遊において南南協力の強化は重点でありハイライトでもある。(文:蘇暁暉・中国国際問題研究院国際戦略研究所副所長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 1955年のバンドン会議は南南協力の幕を開いた。その後数十年間でアジア・アフリカ諸国の協力関係は発展し続け、経済・貿易関係も日増しに緊密化した。国際的なパワーバランスはより均衡的な方向へ発展し、一部の新興国や発展途上国は急速な発展の道に入った。

 南南協力がこのために「時代遅れ」となることはなく、反対に重要性を増している。現在もなお国際関係には不公正が存在し、世界と地域に影響を与える不確定要素が増加している。世界経済は楽観を許さない。世界金融危機の深いレベルでの影響は顕在化し続け、保護貿易主義、保護投資主義が台頭している。こうした中、他国を顧みず自国のことのみ考えていられる国はなく、発展の継続には協力が絶対に必要だ。今回のアジア・アフリカ会議は時代の潮流に順応し、アジア・アフリカ首脳会議とバンドン会議60周年記念行事のテーマを「南南協力の強化、世界の平和と繁栄の促進」と定めている。

 新情勢下の南南協力には新モデルの支えが必要だ。中国の「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)構想はまさに時宜を得たものであり、アジア・アフリカ協力を2.0時代へと後押しする。


【1】【2】

関連記事

関連特集

コメント

最新コメント