西安の大学の第8回「桜まつり」が12日に西安交通大学で開幕した。今年の桜まつりは、「NARUTO -ナルト-」や「ワンピース」など圧倒的人気を誇る日本アニメのキャラクターのコスプレのほか、漢服のコスプレがハイライトの一つとなった。中国新聞網が伝えた。
「桜まつり」の名前の由来通り、キャンパス内の桜の花は満開で、時折桜の花びらが舞い落ちる。桜が植えられている通りには、カメラを持った観光客が大勢ひしめき合い、普段は静かな大学のキャンパスが賑やかで華やいだ雰囲気になっていた。
陝西師範大学のアニメ・漫画サークルの責任者は、「2010年から毎年桜まつりに参加して、毎回違った出し物を準備している。今年の桜まつりのために、昨年の冬からパフォーマンスの準備を始めた」と語る。
会場には、国内の漫画・アニメのキャラクターや中国伝統の漢服のコスプレ姿を披露する人も少なくなかった。皆一様に日本アニメのキャラクターに扮していた初期の頃のコスプレショーとは異なり、さらに多元的な文化が中国のコスプレーヤーの中に溶け込んでいるのが見て取れる。
西安市第八十五中学の漢服クラブの生徒は、「クラスメートに漢服文化を普及させ、伝統的な衣装を広めるとともに、あらゆる漢服愛好者に求心力を与えるために、桜まつりに参加した」と語る。今回、伝統舞踏のパフォーマンスを披露したほか、自分たちで手作りした簪(かんざし)や首飾りなども持ち込んだ。