台湾全土の女子高生の制服写真を集めたウェブサイト「制服地図」が話題となっている。制服の分野ではマニア中のマニアである欧陽政昌さん(35) は、20年の歳月と100万台湾ドル(約384万円)の資金をかけて高校300校以上、700種類の制服を集め、同サイトを立ち上げた。制服の歴史やその特色を語り始めると止まらないという欧陽さんは、「制服の達人」と呼ばれている。中国新聞網が台湾紙「中国時報」の報道を引用して報じた。
科学技術系の仕事をしているという欧陽さんが制服をコレクションするようになったきっかけは、初恋の相手だった元カノの制服という。当初は、女子高生の制服を手に入れるのは難しく、男性であるため、学校で制服を買うどころか、学校に入れてもらうこともできなかったという。そのため、オークションや友人を通して手に入れるしかなかった。
「コレクションの中でも、最も価値があるのは台北市立稲江高級商業職業専門学校の制服。新入生はオーダーメードしなければならず、ほとんど手に入らない」と欧陽さん。
制服を集めるのに400万円近くもかかることに首をかしげる人も多いだろうが、欧陽さんによると、「制服1セット約1000台湾ドル(約3840円)。特別なデザインだったり、よい素材だったりすると3000-4000台湾ドル(約1万1500-1万5300円)はくだらない。それに、夏用、冬用、新タイプ、旧タイプなどを集めていると100万台湾ドルになった」という。制服が変色することがないよう、欧陽政昌さんは、制服を専用の袋に入れて保存し、撮影用に借りたいという人がいた場合には、レンタル料をもらっているという。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年4月7日