「猟狐2015」始動　汚職容疑者が重点に (2)

■不法取得資産没収は比較的進捗が遅い

　記者：逃亡した容疑者の逮捕以外に、不法取得資産没収の展開状況はどうか。

　劉冬氏：実際には逃亡犯逮捕と不法取得資産没収は並行した取り組みであり、行動展開時に同時に手を打つ。だが具体的な取り組みでは順序があり、例えば容疑者を速やかに出廷させられなければ、不法取得資産の行方を明らかにできないことがしばしばある。「猟狐2014」でも多くの具体的な事例があり、証拠やルートなどが原因で不法取得資産没収は比較的進捗が遅い。

　記者：「猟狐2015」では不法取得資産の没収にどう取り組むか。具体的な目標はあるか。

　劉冬氏：できるだけ多く没収できるのが良いのは間違いない。具体的には、どの事件でも不法取得資産没収を1つの取り組みとして配置する。国によって規定が異なり、証拠に対する要求も異なり、不法取得資産没収の方法も異なることから、熟知し、整理する過程も必要だ。その次が緊密に協力し、実際の成果を挙げることだ。（編集NA）

　「人民網日本語版」2015年4月1日