上段ロケットのイメージ図
中国は今年、20回の打上げで、40機以上の宇宙機を宇宙に送り込む予定だ。3月30日には、中国の宇宙事業における多くの「初」が記録される。「宇宙送迎バス」の使命を担う遠征1号・上段ロケットが今日、初の宇宙旅行を迎える。環球時報が伝えた。
◆上段ロケットの機能と役割
上段ロケットはロケットの上部に搭載されるもので、軌道上での自律機動能力を持ち、軌道上で長時間飛行できる。一般的には、複数回の点火が可能で、複数の異なる打上げ任務の需要を満たし、1つもしくは複数のペイロード(衛星、宇宙探査機など)を予定の軌道に送り込むことができる。これは空港内の送迎バスのようなものだ。この上段ロケットを使うことでペイロードそのものの燃料消費量を大幅に削減し、使用寿命を延長することができる。