教授・学者でもある汪婉参事官は学術的な視点から、1950年代から今までの各時代における中日両国の女性の社会的役割や就業形態の特徴などについて比較・分析を行った。汪婉氏は、「日本は少子高齢化がもたらす労働人口減少や地方の活力減退の状況などから、『女性の活躍』を経済成長戦略の中核に位置付ける政策を推進している。しかし、この分野では、中国の女性が半世紀前から積極的に社会に進出し数多くの経験を重ねてきており、日本は参考にすることができるかもしれない」と語った。
在日華人女性交流会は2004年に設立された在日華僑女性団体で長年積極的に各種交流イベントを主催・参加してきた。同会の姜春姫会長は、「国際女性デーを迎えるに際し、汪婉参事官に中日両国の女性の社会進出の状況を比較分析してもらえたことは非常に光栄だった。これは、在日女性が正面から向き合わなければならない共通の課題だ」と語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年3月2日