商務部(商務省)の沈丹陽報道官は16日の定例記者会見で、「今年1月の国内消費市場は全体として安定的に推移した。今年の春節(旧正月、今年は2月19日)連休期間の関係で2月の消費ピークが後半にずれ込んだため、1月に同部がモニタリングした重点小売企業5千社の売上高は前月比4.7%減少した。主な特徴として次の点が挙げられる。人民日報が伝えた。
▽ネット通販が持続的で急速な伸び
上記の5千社の間では、1月のインターネット通信販売が前年同月比37.4%増加し、増加率は前月比6.3ポイント上昇した。
▽通信関連と自動車関連の売上が急速な伸び
上記5千社では、1月の通信機材の売上高が同16.2%増加し、増加率は前月比5.8ポイント上昇した。中国自動車工業協会がまとめたデータによれば、1月の自動車販売台数は同7.6%増加し、増加率は同1.6%上昇した。
▽住居関連と価値維持型の売上が回復
上記5千社では、1月の家具の売上高が同11.5%増加して増加率は前月比2.9%上昇し、建築材料は同11.3%増加で同1.0%上昇した。家電製品の売上高は前月比7.8%増加した。休日需要に牽引されて、貴金属・ジュエリーの売上高が目立って増加し、1月は前月比12.1%増加した。
▽物価の上昇率が鈍化
1月の消費者物価指数は前年同月比0.8%値上がりし、上昇率は前月を0.7ポイント下回った。商務部がモニタリングする全国大中36都市の1月の食用農産品の価格は前年同月比2.3%値下がりし、うち豚肉は同7.9%、野菜は同6.4%、羊肉は同5.4%、それぞれ値下がりし、卵は同9%、牛乳は同4.7%、それぞれ値上がりした。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年2月26日