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故宮博物院、iPhoneアプリ「毎日故宮」をリリース



秘蔵文化財が「手で触れられる近さ」に

人民網日本語版 2015年02月13日16:28

貴重なコレクションは、故宮の奥深くに収蔵されており、滅多に見るチャンスがないと不満に思っていないか。仕事が忙しいため、いつも故宮の「特別展」を観損ねていないか。春節(旧正月、今年は2月19日)を控え、故宮博物院による携帯アプリ「毎日故宮」がアップル・ストアでリリースされた。故宮に秘蔵されている多くの貴重な文化財が、「手で触れられる近さ」となり、心ゆくまで堪能できることになった。 新華網が伝えた。

「故宮グッズ」シリーズの新製品である「毎日故宮」には、故宮博物院に秘蔵されている文化財180万点あまりの中から、特に選りすぐりのものが集められ、1日1点ずつ、貴重な文化財が公開される。ユーザーは、携帯を通じて、宋元時代の山水の名画を楽しみ、紫禁城别苑を訪れ、小さな画面の中で、古くから後世に伝えられた、入念に作られた華美な故宮秘蔵品を心ゆくまで鑑賞し、それらの尽きることのない芸術生命に触れることができる。

「1947年、有名な古琴家の管平湖氏が故宮博物院に招かれ、数カ月にわたる修復作業が終了した『唐代大聖人の古琴』の試し弾きを行った。1千年もの時代を経て蘇った音は、今もなお軽く、透明感溢れる音色だった」「『桐蔭仕女図玉彫り』は、清朝宮廷の造弁処(皇室が使う用品を製作する部署)の蘇州の玉職人によって、玉杯を製作した際に残った材料を使って製作された)」--「毎日故宮」を通じて、これらの秘蔵品の背後にある、誰も知ることのなかった小さなエピソードを知ることができる。また、それによって、後世に伝えられた文化財が、より生き生きと、人々の前に蘇ってくる。

「毎日故宮」はカレンダー式になっており、祝祭日特別展、その他特別展、館内常設展示のほか、一部文化財の伝統技術や文化財をめぐる背景やエピソードが紹介される。

iPhoneユーザーは12日以降、アプリストアにログイン後、「毎日故宮」または「故宮博物院」で検索すれば、このアプリを無料でダウンロードできる。Android版アプリも近くリリースされる予定。 (編集KM)

「人民網日本語版」2015年2月13日

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