全国両会開催を前に、両会の重要案件である政府活動報告はすでに集中的に意見を募る段階に入っている。李克強総理は最近座談会を3回招集し、各界から意見を募った。政府は初めてインターネット上で提案を募る活動も始めた。今年の政府活動報告は大衆密着型の報告になると広く期待されている。中国新聞網が伝えた。
公開された形で市民の参加を呼びかけ、インターネット上で意見を募るのは、政府活動報告の起草過程において初めてのことであり注目される。
このため、今年の政府活動報告は大衆密着型の報告になると広く期待されている。実際、今回の意見募集過程にネットユーザーは非常に積極的に参加しており、中でも民生の話題が予想に違わず焦点となっている。
中国政府網が選び掲載したネットユーザーの提案の中で、最も議論が盛んなのは教育の公平性、社会保障、医療改革、環境保護、就業・起業など民生の話題であり、書き込み数が最も多く、質の高い提案に事欠かない。
例えばネットユーザー「秦時明月」は教育予算の対GDP比を大幅に高めるべきだと提案。ネットユーザー「用心説話」は統一のカルテデータベースを構築し、病院間で検査結果を相互承認することを提案。ネットユーザー「中国好公民」は、仕事を始めたばかりの若者を始め多くの庶民に住宅がないことを指摘。住宅積立金の他地区での使用を含め、トップレベルデザインで住宅保障制度をさらに整えることを提案した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年2月6日