騰訊(テンセント)教育などの主催による「中国の大学ランキング」が3日北京で発表された。それによると、清華大学、北京大学が192校の総合大学をリードしているという。
また、浙江大学、上海交通大学、復旦大学が3位から5位、その後に中国科学技術大学、南京大学、ハルビン工業大学などが続く。
ベスト100にランクインした大学は地域別で見ると、主に北京市と江蘇省に集中し、それぞれ17校と15校あるのに対し、山西省、江西省など10の省・直轄市・自治区には1校もない。
中国の大学を多角的に評価するため、総合ランキングのほか、「人材育成」、「科学研究」、「社会奉仕」といった3つの部門別ランキングも設けられた。
「人材育成」部門では、学生志願者数において清華大学と北京大学がはるかにリードし、復旦大学、上海交通大学、中国科学技術大学、中国人民大学、浙江大学、南京大学、北京航空航天大学、同済大学が3位から10位にランクインしている。
「科学研究」部門では、世界最大の文献データベースScopusに過去5年間で収録された論文数の最も多いものとして浙江大学、上海交通大学、清華大学、北京大学、中国科学院大学の順となっている。
「社会奉仕」部門では、企業から科学研究経費を最も多く得たのは北京航空航天大学で、年間経費は10億5千万元(日本円で約198億円)に達し、技術譲渡による収入が最も多く得られたのは清華大学で、5億5千万元(日本円で約103億7千万円)だった。
中国国際放送局日本語版 2015年2月5日