中国国家衛生・計画出産委員会は3日、2014年の新生児の男女比率は115.88(女児100人に対して男児115.88人)と、2009年から6年連続で男女アンバランスが改善されたことを明らかにした。新華網が報じた。
国連は、正常な新生児の男女比率について、女児100人に対して男児102-107人としている。中国は世界で最もその比率がアンバランスで、その期間も最も長い。中国の同比率は、1982年108.47、90年111.14、2000年116.86、04年121.18と悪化を続けてきた。
しかし、120.56だった08年以降からはその傾向に歯止めがかかり、09年119.45、10年117.94、11年117.78、12年117.70、13年117.60、14年115.88と、毎年改善している。
前出委員会の家庭司と中国人口学会が主催する新生児の男女比率改善に関するセミナーでは、「長期に渡って続いてきた同比率のアンバランスに歯止めがかかった形になっているものの、未だに深刻なアンバランスで、それがもたらす影響も出ている。リスクは拡大しており深刻な状態。改善は急を要する課題」との見方が示されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年2月4日