中国商務部(省)が21日に発表した統計によると、2014年の中国の実行ベース外資導入額(銀行や証券、保険などの分野のデータを含まず)は前年比1.7%増の1195億6000万ドル(約14兆2276億円)となり、23年連続で発展途上国中トップをキープ。さらに、米国や欧州連合(EU)、ロシア、ブラジルなどの主要エコノミーを上回った。中国経済網が報じた。
同部の沈丹陽・報道官は同日、定例会見で、「2014年、新設された外資系企業は4.4%増の2万3778社。実行ベース外資導入額は7363億7千万元(1195億6千万ドル)。12月だけを見ると、新設された外資系企業は前年同期比6.1%増の2482社で、実行ベース外資導入額は同10.3%増の818億7千万元(133億2千万ドル)だった」と発表した。
韓国と英国からの投資が急増
同部の統計によると、国・地域別で同年中国への投資額が多かったトップ10は香港、シンガポール、台湾、日本、韓国、米国、ドイツ、英国、フランス、オランダで、全体の94.2%を占める計1125億9千万億ドル(前年比2.7%増)だった。うち、伸び幅が最も大きかったのは韓国で前年比29.8%増の39億7千万ドル。次に大きかったのは英国で、同28%増の13億5千万ドルだった。中国大陸部と香港の経済貿易は引き続き緊密で、香港からの投資額が全体の68%を占めた。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年1月26日