ファストファッションが高度成長期を迎えている。ユニクロの親会社ファーストリテイリングがこのほど発表した最新の財務報告(決算サマリー)によると、2014年9月からの2015財政年度の第1四半期(14年9~11月)の営業利益は前年同期比39.9%増加した。大中華圏を中心とする海外市場での営業利益は同57.2%増加した。「北京商報」が伝えた。
同財務報告によると、第1四半期の売り上げ収益は4795億4300万円に上り、同23.3%増加した。営業利益は913億7千万円で同39.9%増加した。営業利益の伸びは前年の13%から39.9%へと大幅に上昇した。ユニクロは海外での事業を拡大しており、現在ではグループ全体の営業利益に対する海外市場の貢献度は60%に迫る。海外での売り上げ収益は1680億円で同47.3%増加し、営業利益は同57.2%増加して243億円に達した。データをみると、日本以外の店舗数は昨年8月末の633店から、第1四半期末は62店増えて695店に拡大した。
分析によると、ユニクロは大中華圏と韓国での売上・利益が好調で、いずれも予想を上回った。ファーストリテイリングは、日本国内市場は9月からの気温低下で秋冬物商品の立ち上がりが早かったこと、ヒートテック、ウルトラライトダウン、エクストラファインメリノなどの冬物コア商品の販売好調により、営業利益が計画を上回る増益を達成したことなどを指摘する。営業利益は前年同期比13%増加し、2けたの伸びを達成した。ファーストリテイリングは今年8月までの2015年度の業績予想を、売上収益が1兆6千億円で前年比15.7%増加、営業利益が1800億円で同38%増加としている。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年1月13日