「肌が白いとどんな人でも美しく見え、太ると全てを失ってしまう」とよく言われるが、太っている人にもメリットがあることが、カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究で分かった。太っているほうが、免疫力が高くなるというのだ。人民網が英紙デイリー・メールの報道を引用して報じた。
同校の研究では、皮膚の脂肪細胞が、細菌などの病原体の侵入を食い止める抗菌作用を持つペプチドを作り出していることが分かった。ペプチドが不足すると、細菌などに感染しやすくなる。
同研究を担当したGallo教授は、「これまで、皮膚バリアが(病原体に)突破されてしまうと、体を守る機能として残っているのは白血球(免疫細胞)だけだと考えられてきた。しかし、今回の研究では、病原体から体を守るのが脂肪幹細胞であることが示された。 脂肪細胞が抗菌物質を生産するということ自体が知られておらず、驚き」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年1月9日