「APECの青空」は今後も続くか　北京 (2)

〇「APECの青空」をいかに維持するか

北京市環境保護局の方力・副局長は、「大気の質の管理においては、躊躇せず即断し、根気よく続けることが大切だ。北京の汚染物質の拡散条件は、東京やニューヨークなど他の大都市とは様相が異なる。汚染の程度が同じであっても、他都市を上回る努力をしなければならない。APEC期間中に講じられた臨時措置による効果と同様の効果が、平常時であっても、大気汚染対策長期措置を加速・強化することで実現可能だ。北京の工業企業を対象とした将来の排出基準は、世界トップレベルのものになるだろう」との見方を示した。

自動車の問題について、北京市環境保護局機動車排出管理処の李昆生処長は、「交通渋滞費や燃料費に関する政策を検討する以外に、引き続き自動車排ガス基準を引き上げ、老朽化が著しい自動車の淘汰措置を強化する必要がある。たとえば、国Ⅰ基準以下の汚染度が高い車両を対象とした走行規制策を打ち出すことも検討すべきだ」と述べた。（編集KM）

「人民網日本語版」2014年11月14日