中国の若者が熱狂する「ダブル11」(独身の日、11月11日)の到来とともに、「中国11大独身に向いた職業ランキング」が発表された。作家、歌手、アナウンサー、弁護士、コック、記者、キャビンアテンダントといった「体裁のよい」職業がずらりと並んだ。独身の日はまるで企業のカーニバルだ。人々はなぜ独身の日をサカナにしてあれこれしたがるのだろうか。「新華網」が伝えた。
▽独身には4タイプ
学術関係者が独身の人々を分析する際、主要な層を年齢と婚姻状況によって4つのタイプに分けることが多い。
タイプ1:若年未婚タイプ
このタイプには出身地を離れて仕事をしたり勉強したりする若年者が含まれる。流行の生活用品に対する感度が高く、新しい事や物を試すのが大好きな人々だ。
タイプ2:ディンクス
結婚はしているが子どものいない若い夫婦で、それぞれ仕事と生活の中心になるものをもっている人々を指す。独身者と似たような生活を送っている。
タイプ3:中年の未婚者、離婚歴のある単身者
結婚に束縛されず、他人に束縛されることもない。生活面でも経済的にも自立しており、消費するなら自分が気に入った物を買いたいと考える。
タイプ4:退職者
子どもは成人して独立し、一緒に暮らすか別居している夫妻を指す。お互いの生活に干渉することなく、独身者と似たような生活を送っている。
こうした「個人」を単位とする新しい層が、従来の生活スタイルや伝統的観念に挑戦状を突きつけている。またこの層がもたらす新たな経済パターンが、さまざまな産業に広がりつつある。