中国国家新聞出版広播電影電視(ラジオ・映画・テレビ)総局がこのほど、海外ドラマ・映画の配信を管理するための規定を厳格化することを発表し、業界内では「海外ドラマ・映画の締め出し」との声が上がっている。新京報が報じた。
動画配信サイト「愛奇芸」の王兆楠・副総編集長によると、実際には、インターネット上での海外のドラマ・映画配信は既に規制されており、法律に基づいて『映画公映許可証』か『ドラマ配信許可証』を取得しなければならない。しかし、今回は規定がさらに細分化され、関連の基準も厳格化した。海外ドラマ・映画のファンにとっては「悲報」となる規制4つを以下にまとめた。
規定1
審査を通過してから配信しなければならず、属地の規定に基づいて管理される。海外と同時放送はできない。2015年にアップされる海外のドラマや映画は必ず字幕を添えて全話を属地の地方局に提出し審査を受けなければならない。審査通過後、許可証を取得した場合に限りアップして配信できる。
規定2
数の制限。15年にアップできるドラマ・映画の数は、前年度(14年)に新たにアップされた中国国産のドラマ・映画の数の30%以内に限られ、製作国やジャンルの多様化も図らなければならない。
規定3
審査期限。14年9月以前にアップ・配信された海外のドラマ・映画は必ず15年4月1日までに許可を取得しなければならず、取得していない場合継続して配信することはできない。
規定4
審査基準。各サイトで配信される海外のドラマ・映画は、健全で人を向上させる内容でなければならない。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年11月3日