▼日本の「中秋」にはお団子
日本人は中秋節を「お月見」と呼ぶ。この日、数多くの住民は民族色豊かな服装をまとい、掛け声を響かせ、神輿を担いで神社を訪れてお参りする。子どもたちは野外で縁起のよい野の草を集めて家の入り口に飾り、幸福を祈る。夜には一家揃って庭に集まり、果物や米のお団子を月にお供えした後で、月を観賞しながら分け合って食べ、高齢者が語る月の神話に耳を傾ける。
中国人が中秋節に月餅を食べるのとは異なり、日本人はお月見の時に食べる米の団子は、「月見団子」(もち米で作った白い団子)とも呼ばれる。この「月見団子」は中秋の頃、日本のデパートやスーパー、和菓子屋で販売される。近年は甘い餡子などを味のない「月見団子」に塗って美味しくしたものもある。