数頭のサメがこのほど、海を越えて北京まで運ばれた。ここ数年、北京動物園や北京海洋館は、さまざまな動物を国内外から導入している。これらの動物は、どのようにして北京まで運ばれるのだろうか?国内の輸送方法は、主にトラックで、希少動物や小型動物は、航空機で運ばれる場合もあるという。新京報が伝えた。
北京動物園飼育チームの担当者は、動物の輸送法について、次のとおり紹介した。
輸送される動物には、身長5メートルのキリンや体重4トンのゾウも含まれる。また、水から出せない中華チョウザメ(カラチョウザメ)やサメなどもいる。動物の種類に応じて、特別な「旅行」プランを立てなければならない。たとえばカバの場合、かなり大型で水が不可欠なことから、輸送中は1-2時間ごとにじょうろやヤカンで水をかけてやる必要がある。
ヘビを輸送する場合は、通気性の良いナイロン製のバッグに入れ、その外側に木箱をかぶせ、木箱は全面網で覆う。このようにすれば、ヘビが逃げ出す、または酸欠状態に陥るという心配がなくなる。
また、動物を輸送する時期は、毎年メーデー(5月1日)の前、もしくは立秋後が一般的だ。猛暑シーズンに、長時間日光に晒されることは、動物にとって耐えられないからだ。
乗り物酔いや大きな感情の起伏を避けるため、輸送する直前に動物にエサを大量に与えることは禁物だ。輸送中は、いつも世話をしている飼育係が付き添い、好物のエサや十分な量の飲用水を準備する。大型動物を運ぶ場合、トラックは時速80キロ以下での運転を守る。