アフリカに派遣される前の研修会で記念撮影をする公衆衛生専門家チーム=8月10日 |
西アフリカの一部の国家でエボラ出血熱の感染者が相次ぎ、現地の人々の健康と命を脅かしている。
中国商務部(省)が12日に明らかにしたところによると、中国政府がエボラウイルスの感染拡大防止に協力するために提供・派遣した緊急人道支援物資と公衆衛生専門家9人が西アフリカに到着した。中国政府が西アフリカにエボラ出血熱対策の緊急援助を提供するのは今回が2度目となる。今回の支援物資は主に、医療用防護服などの個人向け防護設備および、モニター、噴霧器、薬品などの医療設備・物品。新華網が伝えた。
商務部の孫継文報道官は、「中国政府は7日、西アフリカの関連国家に3000万元(約4億9880万円)相当の緊急人道支援物資を提供することを発表した。これらの物資は現地時間11日から12日にかけ、専用機でギニアの首都コナクリ、シエラレオネの首都フリータウン、リベリアの首都モンロビアに到着した。3カ国の中国大使および企業機構の責任者、3カ国の政府代表の他、アフリカ連合(AU)、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)、世界保健機関(WHO)、国際赤十字などの地域・国際機関の代表らが空港で出迎えた」と明らかにした。
そして、「中国が派遣した9人の公衆衛生専門家も現地時間11日に西アフリカに到着した。支援を受ける各国の政府は中国の緊急援助に感謝の意を表明したほか、WHOなどの国際機関も中国の迅速で効果的な援助を高く評価した」と明らかにした。
また、「在西アフリカ3カ国の中国大使館および医療専門家は積極的に3カ国の政府と協力し、支援物資を最大限に利用すべく迅速に現場に投入していく」と表明した。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年8月13日