体脂肪を測れるウェアラブルデバイスを試す市民(23日撮影) |
ブレスレットや体脂肪計などのウェアラブル医療デバイスを装着すれば、使用者の身体状況、健康データ等の情報がワイヤレスネットワークにより健康クラウドプラットフォームに送られ、健康サービスのリアルタイム管理、カスタマイズを実現できる――。この、今まではSF映画でしか見ることのできなかった製品とサービスが、今や一般人でも気軽に利用できるようになった。北京市政府は百度などの企業と7月23日、「北京健康クラウド」を共同発表した。市民は外出しなくても、高品質の健康管理サービスを受けられるようになった。人民日報が伝えた。
23日に開かれた記者会見で、百度のクラウドサービス「百度雲」の首席アーキテクトの侯震宇氏が、北京健康クラウドの三層構造を詳細に説明した。低層は「感知設備層」、中層は「健康クラウドプラットフォーム層」、上層は「健康サービス層」となっている。
感知設備層により、ユーザーは自身の健康データをリアルタイムで管理できる。これらの健康データをクラウドプラットフォームにアップすると、同プラットフォームは全データの保存・分析・計算を実行する。健康サービス層はビッグデータ分析を踏まえた上で、ユーザーに専門的な健康サービス(ダイエットや健康管理のアドバイス、心電図遠隔モニタリングなど)を提供する。
健康クラウドの三層は、「計測―分析―提案」の整ったメカニズムを形成し、ユーザーの異なる状況に応じて、カスタマイズされた健康サービスを提供できる。
北京市は現在、西城区、東城区、朝陽区、海淀区で、健康クラウド体験センターを建設中だ。1軒目の体験センターは、8月末に設立される見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年7月24日