「西遊記」の作者である明代の小説家・呉承恩は生涯、官僚として成功することなく、生活に困窮し、怪異小説を書くことによって内心の憤りと不満を表現したという。だが自分の書いた小説が後世に古典となり、大胆なリメイクや翻案まで行われるとは思いもよらなかったことだろう。中国国内に複数のバージョンがあるだけでなく、日本や韓国、欧米などでもこの作品を元にした漫画やアニメ、ドラマ、映画などが作られ、「東土大唐から来た唐僧」を米国人が演じていたりもする。「武漢晨報」が伝えた。
米AMCテレビはこのほど、「西遊記」に基づくカンフードラマ「Badlands」の制作発表を行った。偉大な戦士と男の子が極楽世界を探しに行く冒険の物語である。最初のシーズンは1時間ずつの6話からなり、2015年末か2016年初めに放送開始となる。ドラマ「ヤング・スーパーマン」のプロデューサーであるMiles MillarとAl Goughが共同で企画し、呉彦祖や馮徳倫、映画「ジャンゴ 繋がれざる者」の制作総指揮のマイケル・シャンバーグとともにプロデューサーを務める。馮徳倫と呉彦祖はさらに、ドラマのカンフー指導チームにも加わることとなっている。