ハルビン工業大学が3日に発表した情報によると、同校市政学院教授の李偉光氏が率いる研究チームは低温選別の手段により、2度の低温環境下で成長する1株の新型従属栄養硝化細菌を発見した。国際的な命名の法則に基づき、この新細菌は「ハルビンアシネトバクター」と名付けられた。この発見は、低温水源アンモニア窒素処理の新技術の開発にとって、重要な理論的意義と実用の価値を持つ。科技日報が伝えた。
同研究成果は今年5月、世界的に有名な学術誌「International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology」に掲載された。李氏の研究チームは同細菌の形態的特徴、生理的・生物的特徴、酵素学的特徴、分子生物学的特徴などを系統的に分析・鑑定し、同細菌株のDNAとアシネトバクターのすでに知られている種と比較し、系統樹を構築した。同細菌のDNAと、その他のすでに知られている種の類似度は85%未満で、その親縁関係が最も近い種との雑種形成率は25.5%であったため、アシネトバクターの新種であることが証明された。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月5日