今年27歳になる李文君さんは、中国地質大学大学院で修士の学位を取得した。現在は、寧夏回族自治区銀川市にある面積約10平方メートルの店でスルメイカを販売している。彼女は5月20日にこの店をオープンしたばかりだ。自分の眼で選んだ、アルゼンチンから輸入したスルメイカを原料に、さまざまな味付けを施し、清潔な環境で調理している。店の売上は1日4千元(約6万6千円)を上回るという。広州日報が伝えた。
李さんは大学院卒業後、某メディアグループで編集の仕事に携わった。旧正月に旅行したとき、スルメイカを炙って売っている小さな店にお客が絶え間なくやって来るのを見て、ある考えがひらめいた。銀川に戻って1カ月もたたないうちに、彼女は自分の店をオープンした。李さんは、「体裁の良い仕事を捨ててスルメイカ売りに転身した当初は、いろいろな苦しさも経験した。だが、この業界では、身分の上下など一切なく、良い商品を売り、一生懸命努力し、我を忘れて仕事に身を投じれば、必ず見返りがあることを、今では十分に実感できる」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年6月3日